わすれもの

音楽を言いあらわすときに「映像的である」とか「シネマティック」とかよく言いますよね。まぁ理解はできるんですが、直感としてダイレクトにそれを感じることは昔からほとんどできませんでした。 でも私にとってrei harakamiさんの音は風景をみることができ…

と言いつつも

読書といえばもっぱら(広義の)形而上学な本ばっかりですが。 んで引き続きいろいろ書きたいこともあって、セルフツッコミの予定だったんだけど、いかんせん目に入ったリンクがたいへんすばらしく、べつにもういいやってなってます。絵描きさんかな腐女子か…

[男同士で可能な体位]

で来られた方、参考になりましたでしょうか。

カントの場合

ひさびさに判断力批判を読んでみた。 なんていうの、カントほんとに(゜Д゜)ウマーって感じだけど。やっぱりね、なぜ美学的判断が普遍妥当性を要求し得るのか、がわからない*1。もちろん現実的にそういうことありますけど、それはおそらく資本主義と欲望の体…

まえの続きだよ

実験音楽ってなんかやべー言葉だな(笑)ウィキペディアに「実験音楽のバンド」ってカテゴリーがあったんだけど、あれ、ほんとすごいですね(白目、ちょっと血出てる、今日あんま寝てない) あれですよ、固有名は出さないけど一部の範囲のものですよ。前エン…

Speech Melody

(以前に少しメモったものを加工して掲載) 前エントリで「芸術は〜」と大風呂敷を広げてみたが、つつましく音楽のことについてだけ少しばかり考えてみよう。(1)音楽について何かを話したり・語る状況をいくつか思い浮かべてみるだけで、なにか気づくこと…

ビル・エヴァンスとケニー・バレル

これで共演してたんやQuintessenceアーティスト: Bill Evans出版社/メーカー: Ojc発売日: 1992/02/17メディア: CD購入: 1人 クリック: 8回この商品を含むブログ (8件) を見る あと再発もののこれ↓オーケストラ、ストリングス系との演奏っつうと、ルグランの…

2-26に書き散らしたやつ

箇条書きで書いたもんだからすこしあいまいだな。ちょっとまた書いてみよう。 彼らのことばに接続/コミュニケーションできるのもまた往々にして言葉であり、 批評はその困難さ、アポリアに拘泥するのも〜 この困難さとは、まず批評における彼らのことばに対…

速報

名著でございます。秘密のシンメトリー―ユング・シュピールライン・フロイト作者: アルドカロテヌート,入江良平,小川捷之,村本詔司出版社/メーカー: みすず書房発売日: 1991/06メディア: 単行本 クリック: 4回この商品を含むブログ (5件) を見るぐふ。

Autechre 新譜

Oversteps [帯解説付/ボーナストラック1曲収録/国内盤] (BRC252)アーティスト: AUTECHRE,オウテカ出版社/メーカー: BEAT RECORDS / WARP RECORDS発売日: 2010/03/03メディア: CD購入: 1人 クリック: 39回この商品を含むブログ (18件) を見るCDで買った。すば…

あかん

下書きをですね周到に書き記した下書きをですね、間違って消してしまってですね。もうやる気がゼロっぽくなっちゃったんですけどおおお。表現と言葉について思いついたことを長々と書いたのによう、フガフガしてたら間違って消しちまったよ!!だぁー!!! …

2010年、初の

エントリですが、ちょっとあれがあれでして、手短に。最近、めちゃくちゃ忙しいんす。 ここのデザイン・タイトル、コンセプトを一新しようと思ってたんですけど、なかなか時間がなくて、こういう次第であります。 ただタイトルは以前から決まっていて、スイ…

うは

なんかおもしろい検索があったのでいくつか紹介させていただきます。 「脳に良い機械」→俺も知りたい。というか切実である。 「クロスオーバー消費」→検索したけどよくわかんない。 「ライプニッツ通り」→そんなあんのかい!と思ったけど、「as leibniz」の…

本当に素晴らしい。

もう言うことないっす。素晴らしい。

おひさ

尋常じゃない頭痛がここしばらく続いていて、酷いもんでした。煙草吸いすぎたからかなぁ。 最近おもしろかったのは、『思想地図vol.4』のなかの、中川大地氏の「生命化するトランスポストモダン」への助走ー「環境」と「生命」の思想戦史。同じようなこと考…

Lead Singer/Flossin

久々に聞いたんだけど、いやー、やっぱすごいね。このアルバムはどう考えてもやばいでしょ、いろんな意味を込めて。 名盤だと思うんだけどね。メンバーもその界隈では有名な人たちだけど、ほとんど言及されていない。なんでや!このアルバムでは KID606、Zac…

その虚偽リスト

ただ単に不安煽ってんじゃねーのっていう(笑)いや、いろいろまた少しばかり書こうと思ったけどやめた(笑) とりあえずもう無理ぽ、メタゲームは。でも、とりあえず。ナンシー関の記憶スケッチアカデミー (角川文庫)作者: ナンシー関出版社/メーカー: 角川…

This is How We Walk on the Moon.

こうして事後的に書いたものを読んでみると、老人でも語ることを控える人生の達見ぶりですな。でも書かれていることは真実であり、その半分は虚偽だと言っていいでしょう。この半分はもちろん量の問題ではありません。これは気分の問題です。永遠の退屈さと…

2009(仮)

溜息と、繰り出される饒舌さと、沈黙のなかで、儀礼と、その圧倒的な遂行力のなかで、もう何度目かの再開された戸惑いから、示しのつかない暴挙を恐れるもう何度目かの抑制さえ、数えることも億劫になる。 定式化されたふるまいがあるのだろうか。それは残酷…

分類の目眩というものがあるのだ。

いや、本当におもしろかった、これ。前著の『系統樹思考の世界』から続けて一気に読んだけど、いろいろと考えてたことが、すこしばかり「整理」されて、見通しが良くなった気もする。こういう人は本当に貴重。 構成主義と実在論のカップリングが最も駆動する…

偏愛について

Kは自分の作品に足りない刺々しさ、毒の、アリバイ工作のため、Tの奇妙なふるまいが必要となる。 一方、TはKのその優等生的な作業に対する無知な尊敬と傲慢な意識から、Kを自分に欠かせないパートナーと看做している。 二人の作業は密室のなかで執り行われる…

すげー

すげー。 ロバート・フリップ御大、エイドリアン・ブリュー、トレイ・ガン、の三人で98年頃にゆるーいノリで作られたアルバム。クリムゾンの実験ユニットProjekct名義で出された4枚のうちの1枚(ボリュームたっぷり2枚組) めっちゃいいぞい!ブリュー氏がド…

“早く読んでおけば良かった”

で、いらっしゃった方は、『有限責任会社』を買わない方がいいと思いますよ(笑) ここらへんを読了。憲法と平和を問いなおす (ちくま新書)作者: 長谷部恭男出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2004/04/07メディア: 新書購入: 5人 クリック: 78回この商品を含…

きてますきてます。

↓原著1996年、和訳2001年、に出版されたやつだけど、聖書ですね、これ。 素晴らしすぎる。勉強になる。だが読む時間を捻出できねええええええええよ。 1000ページ超え。鈍器。コンピュータ音楽―歴史・テクノロジー・アート作者: Curtis Roads,青柳龍也,後藤…

幽霊と永遠的対象、規律、15/16

離接 ? 31/32 ?________ 『 『¬(¬15/16∨¬16/16)________“小節線、において、の_間の、余白、逃げる”

Wayne Krantz

いいなー。Steely Danのツアーメンバーで、Donald Fagenの最新作『Morph the Cat』でも弾いてる人。 ストラトのハーフ・トーンが良すぎ。テープコンプかかってるっぽい。 そしてお顔がArto Lindsayに似てる。 これはニューヨークのThe Stoneでの最近のライブ…

ある布地があったとしよう。

それは何色でも構わない。そこから糸を紡ぎ、身動きが取れなくなったところで、他の人が何をしているのか見てみよう。おそらく糸ぐらいしか見えないのだ。彼は布地に向かって何かを織り込んでいる。もしかしたら畝ができているかもしれない。連結があったと…

SuperCollider

どうかなーと思ってたけど、プログラム組んでる人が自前のPCで少し説明してくれたんだけど、おもしろかった。テキストベースだったらChucK落としてとりあえず使ってみたらというアドバイス。いや、SuperColliderちょっとやってみたいな。ってか相当ハードコ…

もう少し早く読んでおけば良かった。

マジおもしろい、これ。有限責任会社 (叢書・ウニベルシタス)作者: ジャックデリダ,Jacques Derrida,高橋哲哉,宮崎裕助,増田一夫出版社/メーカー: 法政大学出版局発売日: 2003/01/01メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 15回この商品を含むブログ (26件) を…

まずここから

・ニーチェをめぐる討論会にて デリダ:一言だけ簡単に。正義の価値を、それにもかかわらずあなたはパロディのふたつのケースの中に維持したわけですが、それも実物(モデル)に属しているものではないのですか? ドゥルーズ:どうでしょうか。それは同じ価…