2009-06-01から1ヶ月間の記事一覧

DUO

こんなデュオあったんだね。録音物としては残ってないみたいだけど。ジム・ホールとのインタープレイとはちょっと違う感じだね。 1978年のこの格好でこの演奏ってのがいい。ビル・エヴァンスの演奏はまさに「小さな死」だよね。 引き延ばされる終わりの感覚…

聴覚

聴覚器官が、音を受動的に知覚するだけではなく、自ら小さな音を発していること。これは何の刺激がないときも、外部からの刺激があるときも「反応」として表れていて、耳音響放射と呼ばれている。 われわれにとっての不可聴の音というのは個人差や年齢差があ…

うは

Chris Devoe の動画、これまさにミシェル・セールのいう準=客体じゃないですか(笑)パラジット―寄食者の論理 (叢書・ウニベルシタス)作者: ミッシェル・セール,及川馥,米山親能出版社/メーカー: 法政大学出版局発売日: 1987/11/01メディア: 単行本 クリック…

希望的観測から言うとだな

マイノリティな黒人たちがテクノロジー的な革新の恩寵を受けるのはメジャー産業からみると少しの遅延性があって、それは経済的な要因であったり、空間性、ローカル性とかもあるのかな、そういうのがあると思うんだけど、必ずや新しいムーブメントが起きる。…

トータスらしさ フーリエの夢

TORTOISEがポストロックと呼ばれる他のバンドと比較しても、全く違う問題意識と構成、コンポジションを成していることに改めて気づくね。TNTでのPROTOOLSの大胆な導入やポストプロダクションの革新性、様々な音楽スタイルの影響とかいろいろ言われるけど、や…

Stones Throw きてる。

SAVATH&SAVALASの新作がStones Throw Recordsから出て、最近MADLIB関連にハマってた身としては、TORTOISEの新作“BEACONS OF ANCESTORSHIP”がJ DILLAやSLUM VILLAGE、MADLIBの影響を受け、かつてないビートを響かせてることに納得とヤラれた感がすごいですな…

ハイデガーの

なんだったかなちょっと正確には覚えてないけど「非哲学的な態度そのものが哲学的考察に値する」ってな感じで、これは存在忘却についてハイデガーが嘆いてるとこなんだけど。やっぱりその点では哲学を信じてるんだよね、わたくし。哲学の効能というかそうい…

調べたんだけど、ハイデガーの正確な引用見つけられなかった。フィロソフィーじゃなくてメタフィジカルかもしれん。久々にハイデガーちょちょいと読んでみたんだけどバシバシくるな。なんか後期ハイデガーの翻訳は日本語的に時々破綻すれすれの感じがいいよ…

うぉーいっ。

このブログの設定イジリすぎておかしくなるとこだった。つーかわかんないよねそんな機能つけられても。 ソフトウェアでもそーだけど、すべての機能を理解して使用するなんてほぼ不可能で、結局言われるのが、創ってんじゃなくてそれは選んでるんだよみたいな…

おもしろいイベントが

ありますよ〜。このブログでもたびたび引用させて頂き、少しだけ交流もさせて頂いている『セール、創造のモナド』や『来るべき思想史』の著者、清水高志さんを駒場東大にむかえて、参加者それぞれが自由に語り合う「哲学カフェ」が催されるみたいです。詳細…

解釈的分析論と仮構作用

私が自分がこれまで虚構よりほかのものは何一つ書いたことがないのを十分承知しています。にもかかわらず、私はそれらの虚構が真理の外側にあったとは言いたくありません。虚構を真理の内側で作動させること、虚構の言説の内側に真理ー効果を導入させること…

読み返してみたらおもしろかった

フーコーが「批判的理性をある歴史的局面の診断として用いようとする」のは、根底にあるのはやっぱりニーチェを通したカントの理解、なのかなと思った。ボードレールのアイロニカルでダンディズム的な姿勢を近代の成熟と捉えるのも、ニーチェの能動的なペシ…

あるテキストが

どのように受容されたのかを考えるほうが、書かれていることと同じくらいにある本質を教えてくれるときもある。人文諸科学が自然科学を引用することによって生むある効果と(それが作者が意図したものかわからないが)、不正確ででたらめな引用だと人文科学…

それを目の当たりにして

沈黙し思考は動くことを止め畏怖し聞くことしかできない。 比喩や何かとの連関、関係性を見つけることはできず、声とギターは自分の内で反響し、打ち消し合いながら孤独な空間を満たす。 構成要素は少ない。 それらは不可分でありながら、お互いを見つけ出す…